歌う二胡リスト、日本人の真真(しんしん)と申します。

このたびはHPにご訪問いただきありがとうございます。

さまざまな想いを音色にのせ、音楽とともに人生という旅を楽しみたいと願っています。

曲の背景、二胡(erhu)と中国の歴史、壮大な自然の営み、被災地のこと、幸せについて、生きていくこと…。

「悠久のひと時」ご一緒してください。

 

今ここにあるかけがえのない一瞬。

 
不思議な二胡の音。
弓を左右にひいて、弦を震わせる。
ただそれだけで、
遠く空の果てから視線を感じます。
優しい声が肩に触れ、
懐かしくあたたかいものに包まれます。 
 なんと幸せな瞬間!
 
「二胡」の旅を想うとき、さらにこの音が愛おしくなります。
中国から届き日本に根づいたさまざまな文化と同様に、大きな歴史の流れの中で、今やっと「二胡」という庶民の楽器が約1300年の時を経て日本に届きました。

その昔、二胡の原型の擦弦楽器が「胡(ペルシャ)」の国からシルクロードを渡り、長い旅を経て中国に届きました。

中国で愛され、改良された擦弦楽器(胡弓)の名は「二胡」。

やっと、演奏家と共に日本に到着しました。今はまさに日本の「二胡」の黎明といえるでしょう。

素朴に優雅に、切なく甘く繊細に、時に大胆に、私たちの心の様を表現してくれる二胡の音色。
 
悠久のときの流れと「かけがえのない一瞬(ひととき)」
ひとつひとつ、奇跡のような出会いを慈しみつつ、感謝の気持ちを二胡の音に託します。


二胡 真真拝